辿り着けない境地
藤井風さんの「死ぬのがいいわ」がタイで大人気ということで盛り上がる中。今頃?遅いわよ、ハッ。と謎の優越感を一瞬でも持ってしまったのが恥ずかしい。
にしても。死ぬのがいいわ。こんなにタイトルとメロディと歌詞とアレンジがバチコーン!な曲って、そうはない。滅多にない。
聴くたびに「何でこの人はこの若さでこんなに「世の中の酸いも甘いも経験して全てを受け入れて流れるように生きてる人」な雰囲気を醸し出せるんだろ。
風さんが歌詞を書くスタイルって、あんまりよく掴めてないけど。完全にフィクションかなと思うのもあれば、すごく生々しくて「絶対、経験したことを元にしてるよなぁ」と勝手に想像している。
死ぬのがいいわの歌詞って、なんというか、大人の世界だけど主人公は実はとても可愛らしく無邪気な人という感じもする。
素直にストレートに自分の想いを相手にぶつけられる。そこにはなんの駆け引きもなくて、本当にサビの歌詞そのままの気持ちを伝えてるんだろうなという印象。
こんなに真っ直ぐな言葉で言われたら、相手の人はもう一生離れられないだろうな。
こう言える相手がいるのも、言われるほうも幸せだろうけど、同時にちょっと怖さもあるような。ここまで愛せる人に出逢えるもんかな…。
人生で一度は言ってみたいセリフだわ、私の最後はあなたがいい。三度の飯よりあんたがええのよ。
でも、こういう言葉をぶつけようと思ったら、やっぱりそれなりの…うーん…
とりあえず、毎日アホみたいに聴いております。好きだっ。